価値観と基本方針
私たちのゼミナールでは「人に優しく学問に厳しく」をモットーにしている。ゼミナールの基盤となる価値観といってもよい。
「人に優しく学問に厳しく」という、モットーは飾り文句でない。私たちが、もっとも大切にしているものであり、すべての判断基準としているものである。私たちはこのモットーに心から共感できる方だけを求めている。
また私たちのゼミナールでは「自主性と積極性」を基本方針としている。したがって、誰かに指示されるのではなく、自ら進んで課題に取り組んで行くことが、常に求められる。
「自主性」を大切にするために、いわゆる先輩後輩という上下関係が排除されることになる。上級生が下級生に何かを命ずることは許されないし、下級生が上級生に導いてもらうことも認められない。命令によって動くヒエラルキー型組織（階層的組織）ではなく、各人が自由に意思決定をするフラットな組織がそこにある。
私たちが大切にしている「積極性」とは、自ら主張し、主体的に行動することであり、自己主張を控えたり、周囲に合わせるといった態度と正反対のものである。
もちろん私たちは「自主性と積極性」が最良のものであるとは考えていない。世の中には、控え目であったり、おとなしい人もいる。それは決して悪いことでないし、自主性と積極性だけをもって人間を評価するというのは愚かなことである。しかし複数の学生が集まって活動をするためには、何を大切にするかについて、事前に合意を形成しておく必要がある。そこで私たちは「人に優しく学問に厳しく」をすべての基盤となる価値観とし、「自主性と積極性」を活動の基本方針としている。「自主性と積極性」という環境がフィットする人もいれば、そうでない人もいるだろう。ゼミナールを選択するときには、こうした価値観と基本方針を確認することは、とても大切である。
ゼミナールの活動
ゼミナールの活動は（1）本ゼミ：正規の授業時間に行われる活動、（2）サブゼミ：本ゼミの準備のための自主的活動、（3）各種イベント：懇親会や合宿およびゼミ生が企画する自主的活動、という3つの活動から成り立つ。
自主性と積極性という基本方針にそって、上述した3つの活動すべてに参加する意欲を持っていることが、ゼミメンバーとしての要件である。学生自身の提案が重視されるので、自分のやりたいことを明確に主張し、企画し、実行できることが必要となる。
私たちは、久保田ゼミナールに関心のある方の見学を歓迎する。サイトの下部にある からご連絡をいただきたい。