研究活動

私はこれまで、いくつかのテーマを軸にして研究を続けてきた。まず2000年ころから約10年にわたり「リレーションシップ・マーケティング」を研究してきた。その後2010年ころから「ブランド・リレーションシップ」に取り組みはじめた。そして2020年ころからは「リキッド消費」についても研究している。

これら3つのテーマは、いずれも中長期的かつ戦略的な視点の議論である点で共通している。どれも、安定的かつ継続的な成功を意識したものである。ここではそれぞれのテーマについて、分かりやすく説明していく。

リレーションシップ・マーケティング

顧客や取引先との関係に気を配ることはビジネスの基本といる。顧客や取引先と良い関係を築くことがビジネスに成功をもたらすという考えに共感する方も多いだろう。しかし意外なことに、マーケティングの歴史のなかで顧客との関係が真剣に論じられるようになったのは比較的遅く、1990年代に入ってからだった。Read More 

ブランド・リレーションシップ

強い競争力を誇る企業やブランドは確固とした顧客基盤のうえに成り立つ。ロイヤル顧客をしっかりと確保することは、高い収益を維持するための鍵である。それでは強い顧客基盤を手に入れるには、どうしたらよいのだろうか。マーケティングの世界では、これまでさまざまな主張がなされてきた。Read More 

リキッド消費

現代の消費の特徴をひとことで語ることは難しい。しかし多くの人々が、それまで以上に「即時的な満足」を求めるようになってきた点は見逃せない。現代の消費者は、できるだけ時間や労力をかけず、手早く満足を得ようとする。また分かりやすいものを好み、その瞬間を楽しもうとする。即時的で衝動的な満足への欲求は、消費者の意識や行動を変化させるとともに、新しい消費現象を生み出しつつある。Read More